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2013年03月25日

やっぱり食だよね。栄養だよね。

長野県が男女とも長寿第一位となった。

佐久市のホームページには長寿の秘訣が書かれてありました。

以下の通りです。

   ↓

その1 自然環境・社会環境
健康で長寿のまちとなった要因として、一つには自然環境があり、社会環境として持ち家比率が高く、2世代・3世代の同居世帯が多いことなどがあげられます。

その2 保健補導員の活動
保健補導員は、全国的に注目されている制度です。

佐久市では平成21年、711人で組織されていますが、これまで延べ2万3,000人の方が携わり、自分の健康は自分で守るという意識が、家庭の中から育てられています。市発足当時は、脳卒中の死亡率が全国でトップクラスの水準でしたが、一部屋暖房運動や減塩活動、そして健康診査の促進などの活動により、全国平均を下回りました。

保健補導員活動は、自主的な保健活動による健康教育を自分自身の体験として、家庭内や地域に広めることなど、市民の健康に対する意識の向上に貢献しています。

その3 保健・福祉の充実
高齢者に対する保健・福祉・介護にわたる施策は、96種類の事業で推進しています。

高齢者支援事業の中でも、介護予防や訪問歯科保健事業、また日常生活を維持するための事業、認知症対策としてのはつらつ音楽サロン、そして、独り暮らし や高齢者世帯に対する生活支援事業、生きがい対策事業などが数多くあり、その人に合ったサービスを総合的に提供しています。

 
その4 食の重要性
多くの要因の中でも、やはり一番影響が大きいのは、食生活にあるのではないかと思われます。かつて全市をあげて減塩運動に取り組んだり、豊富な河川を利用した鯉や鮒の養殖など、自然の恵みを取り入れた食生活が、この地域の高齢者の健康を支えてきました。


 
その5 生涯学習
高齢者大学や公民館活動による一人一芸などの生きがいを含めた生涯学習活動のほか、老人クラブの活動、ゲートボールやマ レットゴルフなどのスポーツ活動にも積極的に参加する一方で、高齢者の就業率が高いことも要因としてあげられます。また全戸水洗化もその一要因であると考 えられます。

 
















上田市前教育委員長・大塚貢さんの 教育現場の工夫用力 「こどもたちを甦らせる」 雑誌「致知」より 大塚貢さんと桜井よしこさんの対談が書かれてありましたので以下に記します。
 
●対談
上田市前教育委員長・大塚貢 & ジャーナリスト・桜井よしこ
 
長野県上田市真田町。現在この小さな町は非行・犯罪ゼロ、いじめもゼロ、そして全国平均より抜きん出て学力が高いという。
「以前は非行・犯罪が絶えなかった」と話す前教育委員長の大塚貢氏は、「授業改善、米飯給食、花づくり」によって子どもたちの心身を甦らせた。
氏の教育手腕に共鳴するジャーナリストの櫻井よしこさんとともに、混迷する日本の教育問題に希望の光を与えるべく、真田町の教育改革についてお話しいただいた。


[1] もはや非行ではなく立派な犯罪
【櫻井】
大塚先生と初めてお目にかかったのは5年ほど前になりますでしょうか。長野県の真田町(現・上田市真田町)の中学校の校長先生をしておられた頃のお話を聞いて、ビックリしたんですね。
朝礼などで子どもたちが貧血で倒れるので、きっと家での食事が不十分であるに違いないと思われ、食生活について調査したところ、問題を起こしているお子さんほど食生活が乱れていることが分かった。
そういう時、普通の校長先生なら親御さんに「食生活をきちんとしてやってください」と言うだけですが、先生は自ら先頭に立って給食の改善に手をつけられた。パン食を米飯に変えたところ、子どもたちが元気になり問題行動も減っていったとお聞きして、これはすごい話だなぁと。
その後、真田町の教育長になられてからは、1校だけでなく町内の公立小中学校すべてに影響を及ぼされました。この大塚先生の実践をご紹介することが、いまの日本の教育問題を解決する一助になるのではなかと思っています。
【大塚】
私が中学校の校長になったのは、平成4年でした。生徒数千2百名の大規模校でしたが、その荒れ方はもう非行なんてものじゃないですね。立派な犯罪です。強盗、窃盗も多いです。学校の廊下をバイクで走ったり、窓ガラスは次から次へ割られ、不登校も常に60~70人いました。
教室も見て周りましたが、とにかく授業がつまらないんですね。私ですら何を教えているのかちっとも分からない。だから机に伏している生徒が多いです。
しかし、伏している子はまだいいんです。エネルギーのある子は学校の外へ飛び出して窃盗や強盗をする。あるいは学校近郊でタバコを吸うとか、弱い子を連れ出していじめるとか。
【櫻井】
授業中に机に伏せているのは、まだ真面目(まじめ)な子どもたちなわけですね。
【大塚】
はい。私は民間会社に籍を置いていた時期がありますが、仮に民間会社でこんなつまらない授業をしていたらクビになるだろうというレベルでした。
そこでまず、取り掛かったのは授業の改善でした。徹底的に研究授業をやって、「こうしたらどうか、ああしたらどうか」と先生同士が互いに切磋琢磨(せっさたくま)し合う。またそれぞれが教材研究や指導方法を研究していくと、次第に授業のレベルが上がっていきました。
授業がおもしろいかどうかのバロメーターは、なんと言っても子どもの姿勢です。机に伏している子がほとんどいなくなり、みな姿勢を正して授業に臨むようになりました。
いま、学級崩壊とか子どもが本気で勉強しないとかいいますが、99㌫は授業がつまらないのを子どものせいにしているだけだと思います。
 
[2] 問題の根源は食にあった
【櫻井】
授業がおもしろくなくなったのと同時に、非行やいじめは減っていきましたか。
【大塚】
かなり減ってはきましたが、なくなることはありませんでした。
さきほど櫻井先生がおっしゃったように、朝礼で子どもたちが貧血でバタバタ倒れたり、遅刻したり、登校しても保健室にいるので、これはもしかしたら食と関係があるのではないかと思いました。平成4年の頃で、まだ「食育」などという言葉もなかった時代です。
【櫻井】
私が先生のお話で感動したのは、子どもたちの職の実態を把握するために、朝早くからコンビニエンスストアで“張り込み”をされたと。
【大塚】
はい。陸上競技大会などの朝は、5時から会場の近くのコンビニエンスストアに車を止めて様子を見てみました。すると母親が車に子どもを乗せてきて、お金を渡して好きなものを買わせているのです。
そういう子どもの日常生活を調べてみると、やはり非行・犯罪を繰り返す、キレる、無気力など、指導に手を焼いたんですね。
たとえ親を呼んで「おたくのお子さんはこういう状況だから指導してもらいたい」と言ったところで、そういう子どもは親のいうことなんて聞きませんよね。大会の日ですらお弁当をつくってくれないのですから、親と子の心の絆は完全に切れてしまって、親はお金をくれる人としか思っていません。
【櫻井】
母親の愛情弁当を持たせるという概念がないわけですね。
【大塚】
ないですねぇ。また、並行して全校生徒の食の調査もやりましたが、朝食を食べてこない子どもが38㌫。その子たちもやはり非行や犯罪まがいのことをしたり、いじめなどに加担していたりする。あるいは無気力な生徒が多かったです。
【櫻井】
朝食を食べてこないということは、前日の夕食以降、給食までのおそらく16~18時間はまともな食事を摂(と)れないわけですね。それでは授業に集中できないばかりか、精神的にも不安定になるでしょう。
【大塚】
ただ、朝食を食べていると答えた生徒にしても、実態はほとんどがパンとハムやウインナ、それと合成保存料や着色料、合成甘味料の入ったジュースです。
そして夜はカレーや焼肉が多かったですね。こういう食事ばかりではカルシウムやミネラル、亜鉛やマグネシウムといった血管を柔らかくしたり、血をきれいにする栄養素はまったく摂取できません。
だから子どもたちの血液がドロドロで、自己コントロールができない体になって、普段は無気力でありながら、突如自分の感情が抑えきれなくなってしまう。いくら「非行を起こすな、いじめるな、勉強を本気でやれ」と言ったところで、体がついていかないのです。
そういったことをPTAの席でお話しして、「なんとかバランスのよい食事をつくってください」と呼びかけたところで、いまの若いお母さん方にはまったく聞き入れてもらえませんでした。

[3] 米飯給食の驚くべき効果
【櫻井】
家庭での反応がなかったために、先生は学校給食の改善に取り組まれたわけですか。
【大塚】
はい。なるべくお腹にたまる米飯に切り替え、野菜や魚を中心としたバランスのよい献立の給食にしようと考えました。
しかし、先生方からも親からも反対の嵐でしてね。
【櫻井】
先生たちはなぜ反対なのでしょうか。
【大塚】
結局、先生たちも揚げパンとかレーズンパンのような菓子パン、あるいはソフト麺とか中華麺が好きなんですね。そういうものは一つひとつが袋に入っていて、配膳も楽なのですね。米飯は一人ひとりのお弁当箱によそわなければいけないから、手間がかかるんですよ。「国際化社会の時代に米飯に偏るのはおかしい。国際食にすべきだ」とか、いろいろな理由をつけて反対されました。
【櫻井】
親御さんはどういう理由で反対したのですか。
【大塚】
子どもの好きなものを食べさせてほしいと。いまの親はそういう傾向が非常に強いですね。給食費を払っているのだから、子どもが好きな揚げパンやスパゲティを出してほしいと。
【櫻井】
先生も反対、子どもも反対、親も反対。そこで先生は栄養士の方を連れてきて、皆さんを納得させた経緯がありましたね。
【大塚】
はい。鰯(いわし)の甘露煮とか秋刀魚(さんま)の蒲(かば)焼きとか、非常においしくつくってくれましてね。根気強く試食会を重ねながら、「青魚には血液をきれいにするEPAやDHAが含まれています」と、いかに栄養的に優れているかを教え、まずは先生方を説得し、保護者を説得し、特別授業を設けて生徒たちにも教えていきました。
そうして赴任した翌年の平成5年からは、週6日のうち5日間を米飯給食に切り替えました。米飯もただの白米ではなく、血液をきれいにし、血管を柔らかくしてくれるGABA(ギャバ)が含まれる発芽玄米を10㌫以上加えたのです。
【櫻井】
生徒に変化が表れたのは、切り替えてどのくらいたってからでしたか。
【大塚】
7か月後あたりから学校全体が落ち着いてきましたね。
いまでもよく覚えているのですが、4月のPTA総会の前に私が1時間ばかり校舎のタバコの吸殻を拾って歩いたところ、スーパーの大きなビニール袋がいっぱいになったのです。それを総会で見せたところ、保護者たちから、「大塚校長が来てから風紀が乱れたんじゃないのか」と言われましたがね、米飯給食を始めてから7か月後には、吸殻が1本もなくなりました。
【櫻井】
それはすごいことですね。
【大塚】
1年半から2年がたつ頃には、非行・犯罪はゼロになり、同時に子どもたちの学習意欲も高まっていきました。
荒れていたときは図書館なんて誰も利用しませんでしたが、子どもたちが変わってきてからは、昼休みは図書館の120席がすぐに満席、座れない子は床に腰を下ろして読んでいるのですが、そこもいっぱいになると廊下にまであふれ出てくるような状態になりました。
もちろん、図書館司書が本に関するクイズを出したり、先生の読書感想文を校内放送で流したりと、様々な工夫をしましたが、やはり食によって子どもの心と体が変わってきたことが大きいと思います。
また、荒れていたときはなぜか年間の図書の紛失が480冊もあったのに、読むようになってからはゼロ冊です。
【櫻井】
本を読まない時は本がなくなるのに、本を読むようになって本がなくならなくなった。
【大塚】
はい。まったくの逆現象です。
そうして本を読むようになったせいか、読売新聞の全国作文コンクールで毎年1位か2位に入賞する生徒が出るようになりました。これは中学生の作文コンクールの中では最難関といわれ、表彰式に参加すると関係者の方々から「どういう指導をされているのか」と聞かれるそうなんです。でも私たちは生徒の作文を一字一字訂正せずに提出しているから、聞かれても困るんですね。担当の先生は「出席したくない」などと贅沢(ぜいたく)なことを申しておりました。
 
[4] 安心安全な給食を食べさせるための工夫
【櫻井】
その後、大塚先生は真田町の教育長になられましたが、1校で実施してきた改革をすべての公立小中学校へ及ぼしていかれましたね。真田町は当時、公立校は何校ありましたか。
【大塚】
合併して上田市になる前は、小学校が4校、中学校が2校でした。教育長になったのは平成9年ですが、やはり校長就任時のような状況が各校に広がっていました。盗んだバイクで暴走行為を繰り返し、町民は夜も眠れない。自動車で無免許定員オーバーのスピードの出しすぎで事故に遭い、二人死んでしまったこともありました。公園に公衆トイレをつくれば一晩で破壊されてしまう。そういう苦情が次から次へと教育長の私のもとにくるのです。
校長時代の経験から、授業内容を食生活に関連があると思って調査を進めると、同じ問題の構造がそこにはありました。
【櫻井】
要するに授業がつまらなくて、食生活が乱れているということですね。
しかし、校長なら自分の学校だけを改善すればよいわけですが、教育長はより多くの学校を改善しなければなりません。給食一つ改善するにもより多くの抵抗・障害が予測されますね。
【大塚】
米飯給食の導入については、やはり先生や親たちにも反対されましたが、結局は校長時代によくやってくれた栄養士に来てもらいまして、一校一校試食会を開き、きょうは先生方、明日は1学年の親、明後日は2学年の親、というように地道に説得するというプロセスは変わりませんでした。
【櫻井】
また、先生はただ米飯に切り替えるだけではなく、低農薬の地元の農産物を使うなど、様々な工夫をされましたでしょう。
【大塚】
私がパン食に疑念を抱いたのは、いろいろな会社のパンを買ってきて、しばらく置いておいてもどれも堅くならない上、カビも生えてこないからです。ということは、軟化剤や防腐剤が入っているわけですね。
実際、長野県で一番の小麦の産地である姥捨(うばすて)のおじいさんとおばあさんがつくった小麦を買ってきて、製粉して、イーストだけでパンを焼き上げてもらったら、2、3日でバリバリ堅くなって、カビが生えてきました。
こんな添加物が入ったパンを子どもたちが毎日家で食べて、学校でも食べていたら体に影響が出るなと思いましてね。やはり米飯給食にしなければと思いましたが、では米なら安心かといったら、そうではないのです。収穫時の田んぼを回ってみると、籾(もみ)に展着剤(てんちゃくざい)がついて白くなっているんですね。
【櫻井】
展着財というは、農薬がよく付着するよう接着剤の役目を果たす薬剤ですか。
【大塚】
はい、そこで今度は米を何十種類と買ってみましたが、やはりいつまでたっても穀象虫(こくぞうむし)がわいてこない。ということは、農薬がしみ込んでいるのです。で、真田町のおじいさんおばあさんがつくっている米には、やっぱり穀象虫がわいてくるのです。
真田の子どもたちには無農薬のものを食べさせたいと思い、休耕田やお年寄りでつくらなくなった田を集めている大規模農家と契約して無農薬の米をつくってもらうようにしたところ、ただでさえ親や先生、子どもたちの米飯給食への理解を得られていないのに、今度は供給ルートからものすごい圧力がかかりました。
【櫻井】
なるほど。なぜ自分たちの米ではなく、この特別な農家なのかということですね。
【大塚】
はい。「一農家の利益のために教育長は学校給食を私物化している」と。いろいろなところでビラを配られたり、圧力をかけられました。
一農家との契約で叩(たた)かれるならばと思って、地元の農協と契約しました。農協の場合、無農薬というわけにはいかないので、低農薬でやってもらうことにしましたが、今度は「一営利団体のために給食を私物化している」と叩かれました。
当時は定められたルートから買うと国から補助金が出ていましたが、農協はルート外ですから補助金もカット。PTAに補助金の負担をお願いしましたが、「教育長が勝手なことをやって、なぜ俺たちが負担しなきゃいけないんだ」と反対されました。
ところが、国の財政が苦しくなると学校給食の補助金なんて最初に削られるんですね。徐々に減らされて、平成12年からはゼロになりました。補助金に関する批判はなくなったので、いまはほとんど地元の農協から低農薬の食材を買っています。地産池消の走りでした。
そうして一食ずつ米飯を増やして、平成13年には真田町の公立小中学校を週5日制の5日間すべて米飯給食に切り替えました。
【櫻井】
パン食と発芽玄米入りの米飯給食とでは、費用はどのくらい違うのですか。
【大塚】
いや、変わらないです。農協と直取引なので、中間マージンが取られません。定められたルートですと、当時備蓄米を含む割合も多く、価格も割高ですね。
いまの親たちはたとえ50円であっても、値上げしたら批判します。だから高いものを使うわけにいかない。じゃあ、安いからといって中国産の危険な食材を使うなんて、冗談じゃないです。子どもたちには安心・安全、体にいい給食を安く食べさせてあげたい。やり方さえ工夫すればいくらでもできることです。
 
[5] 真田町の非行・犯罪がゼロになった理由
【櫻井】
真田町はそういう教育を続けた結果、現在は町全体で青少年の非行・犯罪、あるいは校内暴力がゼロ、不登校も極めて少なくなったとおっしゃっていましたね。
【大塚】
非行・犯罪がゼロになってもう5年はたつと思います。そういう事例は全国でも珍しいと警察に言われました。
【櫻井】
やはり青少年の犯罪と食生活というのは関係があるのでしょうか。
【大塚】
と思います。私は少年犯罪でも、特に凶悪な犯罪を起こした子どもの学校や町に行って話を聞いているのですが、例えば平成9年の酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)事件がありましたね。近所の皆さんの話では、お父さんは一流企業に勤めている穏やかな方で、お母さんは非常に教育熱心だったと。肉を食べさせれば元気が出て頑張って勉強するということで、肉を多く与えていたようです、とおっしゃっていました。
それから一昨年の6月に奈良の名門・東大寺学園の男の子が母親と弟妹を焼き殺しましたね。成績が下がって、翌日の懇談会に母親に来てほしくないという単純な発想からの凶行でした。両親とも医師で、お母さんは継母だったのです。近所の方の話では、お母さんは子どもとの関係もあり、子どもの好きな肉も多かったようです。
それからもう一つ、昨年の5月に会津若松で母親の首を切って、ショルダーバッグに入れてインターネットカフェで遊んでいた高校生がいましたね。彼の地元はコンビニが一軒もない人口2千8百人の町で、出身中学は全校生徒で25人です。
【櫻井】
たった25人しかいないのに。
【大塚】
はい。それで近所の人たちは、「お父さんは穏やかな方で、お母さんは教育熱心だ」と、これは誰もが言いました。私は父方のお祖父(じい)さんに会いましたが、「確かに肉が好きで、母親は多く与えていましたね」と言いました。
【櫻井】
少年犯罪と食生活の関係を考えさせられますね。
【大塚】
実は、少年だけでなく、真田町は成人の犯罪も減っているのです。新聞社が長野県警で真田町の成人犯罪件数を調べたところ、平成13、14年頃が一番多くて年間140件以上あったそうですが、現在は70件台に半減したといいます。
その要因は二つあると思うんです。一つは、私の教師生活の経験から言って、大人になって犯罪を起こす人間はだいたい少年時代にも非行・犯罪など何らかの問題を起こしているケースが多い。だから子どもの時に自己抑制できるように育つと、大人になってから犯罪を起こさなくなると思います。
また、やっぱり真田町の大人自身の食生活が変わり、自己抑制できるようになったのでしょうね。
米飯給食導入時の試食会の後も、毎年1~2回、学校で親子を対象に食のフォーラムを開催してきました。各家庭の食のあり方を発表したりして、それを勉強して各家庭に持ち帰る。その積み重ねで、親の認識が変わってきたんだと思います。
子どもたちは、「うちの母ちゃんの料理のやり方が変わった」と言っていますよ。
【櫻井】
例えばどんなことですか。
【大塚】
一つはカップ麺やコンビニ弁当、冷凍食品を買わなくなったそうです。前は買ってきたものを皿に移し替えるだけだったけど、いまは食材から買ってきて調理するから、料理の時間がうんと増えたともいいます。
【櫻井】
じゃあ、中国の餃子(ギョーザ)も買わなくなったのかな(笑)。
【大塚】
食材にしても、いままでは色や形がいいものを選んでいたけど、野菜なんかは虫が食べたものも買うし、ハムなどは何が含まれているか裏の表示をしっかり見てから買うようになったそうです。
【櫻井】
真田町では、小中学校の給食を変えたことがきっかけとなって、ご家庭の食事も変わったのですね。
【大塚】
ええ。だから小さい時から犯罪を起こさない体質になっているのと、家庭の食事がバランスのよいものになってきて、衝動的な行動を取る大人が少なくなってきたことが、真田町全体の犯罪低下の理由になっていると思います。
 
[6] 子どもたちの学力向上の背景
【櫻井】
さらに特筆すべきは、バランスのよい米飯給食に変えてから、真田町全体の成績がよくなったという実績がありますね。
【大塚】
はい。全国で百数十万人の生徒が参加する「数研式・CRT学力テスト」では、平均値より上をA、だいたい平均値をB、平均値より下をCと分けると、真田町の子どもたちは圧倒的にAとBが多いという結果になりました。全国平均に対して高いところで30~35%上回っていますが、塾に通っている子は少ないです。
【櫻井】
少数の頭のいいお子さんが伸びたのではなく、全体の底上げがなされていることに私はビックリしたのです。
【大塚】
それはやはり、一つにはカルシウムやミネラル、亜鉛、青魚を食べてEPAやDHAを摂取するようになって、血がきれいになり、前頭葉の回転が非常によくなってきているのが理由だと思います。勉強がしたい、学びたいという気持ちが体に出てきているからでしょう。
それともう一つは、真田町の教師の指導力が向上しているということが挙げられます。
長野県が教育県といわれていた頃は研究授業が多かったんです。ところが近年は1校で年に1回か2回あるかないか。先生が20人いれば10年たたなければ順番が回ってこない。
【櫻井】
それじゃ先生方は上達しませんね。
【大塚】
ところが、真田町の場合は全員が毎年1回は研究授業をやります。多い先生だと1年に3~4回やるんじゃないでしょうか。
【櫻井】
研究授業というのは自分の授業を公開して、他の先生方やPTAの方からいろいろな意見をいただきながら、改善していくというものですね。
【大塚】
はい。非常に厳しい意見も出るんですよ。まともな教案が書けなければ「いままで教案を書いたことはないんですか?」とか、たとえ50代であっても若い先生に「30年間やっていてこんな授業ですか」なんて言われる。
1回目は酷(ひど)い授業だと思っても、3回、4回と研究授業を重ねていくと本当によくなっていきます。
ですから、子どもたちが食事によって学習に適した体になってきている一方で、先生たちが勉強して指導力が上がっていることが、町全体の学力向上という結果に繋(つな)がっているのだと思います。
 
[7] 米飯給食導入のプロセスとは
【櫻井】
犯罪が減って学力も上がる。これだけの結果が出ていますし、全国でも食育がクローズアップされてきていますから、真田町の教育改革の実践をもっと全国に広めていきたいですよね。
【大塚】
そう思うでしょう。しかし、いまこれだけ食育が大事だといわれて食育基本法ができても、そんなことは現場では関係ないのです。
こういう例があります。真田町の栄養士が他の市の規模の大きい学校に転任したのですが、生徒の問題も生じているようです。給食の献立を見たら、やはりカルシウムやミネラル、亜鉛が含まれていないことに気づいて、真田町のような魚や野菜中心の米飯給食に切り替えたんです。
そうしたら先生たちから「こんなまずいもの」と不平不満が出ました。当然、こどもたちも好きな献立が出ないから反対。子どもが「まずい」と言うから、親たちも反対。完全に四面楚歌(そか)状態で、精神的に少し参っているようです。
だからいまこれだけ食育が叫ばれていても現実はその程度です。食べ物の嗜好(しこう)というのは、いったん味わってしまうとそれを変えていくことは非常に困難なんですね。
【櫻井】
アメリカに、3歳までにファーストフードの味を覚えると、その人は一生ファストフードから離れられないという研究結果があるそうです。だから小さい時にいかにきちんとした食事をさせるかにかかっているんですね。
しかし真田町では反対があっても米飯給食を導入することができて、成果も出ている。それなのに他の市の学校で導入できないのはなぜでしょう。
【大塚】
転任された栄養士さんは、真田町で米飯給食の効果が出始め、軌道に乗った時にいらした方でした。だから導入の時の苦労がよく分からなかったと思います。実際においしい試食をつくり、先生やお母さん方に栄養素を説明し、納得していただいた上で進めていくという過程がやや不足していたのかもしれません。
【櫻井】
導入のプロセスが大事だということですね。
【大塚】
はい。それが一番の原点ではないかと思います。
滋賀県に、真田町のように食の改善をしなければいけないと米飯給食への改善に立ち上がった市民団体がありました。偉いと思ったのは、給食センターの所長も一緒に立ち上がって、最終的には市長を動かして市の給食を米飯に切り替えたんです。
ところが実施してみたら、案の定先生や子ども、親の反対が多く、毎日大変な量の残飯が出て、その処理代がものすごくかかってしまうと。市長には先生方から「このまずい給食はなんだ」と直訴がいくというので、市民団体の方が困ってしまって、頼まれて指導に行ったことがありました。
行ってみて「これは……」と思ったのは、まず、確かに米飯給食なのですが、献立は肉が中心なんですよね。これじゃ成果は上がりません。
【櫻井】
なるほど、ただ米飯に切り替えればいいのではないのだと。米飯にあったお野菜やお魚の献立が大事なんですね。
【大塚】
はい。それから、先生たちの理解を得る手立てをしていないんですね。先生が口をつけないで捨ててしまうから子どもも真似(まね)して捨てるのです。市長を動かしてトップダウンで替えるだけではなく、原点に返って、先生たちの理解を得て、親たちの理解を得たほうがいいと申し上げました。
そしてもう一つは、地場産の低農薬の食材を使ったほうがいいとアドバイスをしました。つくる人が分かっているほうが食材は安全です。せっかく琵琶(びわ)湖があるんだから、その魚を給食で使ったらどうかと提案したら早速取り入れてくれて、地元の水産業の方が大変喜んでいるそうです。
学校給食に地場の食材を用いることで休耕田が甦って、地元の農家の人たちが大喜びです。
そうやって、滋賀のほうでも原点に戻って押さえるべき点をきっちり押さえたら、先生方も理解してくれて、残飯はほとんどなくなったといいます。
 
[8] 学校に潤いがあれば人を殺したりしない
【櫻井】
先生の教育改革のもう一つの柱は、お花づくりですね。
【大塚】
先ほども申し上げましたが、私はこれまで在校生や卒業生が凶悪犯罪を起こした学校を、一定の期間をおいて2~3度ずつ訪ねてきました。1度では見えてこないことが3度足を運ぶうちに見えてくることがあるからです。
どの学校にも共通して言えることが一つあります。それは花が一輪も咲いていないということ。つまり、潤いのない、殺伐とした環境だということです。
先ほども例に出した酒鬼薔薇聖斗を名乗る少年が通った神戸の友が丘中学校は、神戸でも高級住宅地にある中学校ですが、校門から見えるプランターの花はすべて枯れていました。植木鉢は前年から放置されているのか、枯れた植物の間から雑草が伸びているのです。
次は奈良の東大寺学園。確かに整備された立派な学園なのですが、学校というよりは、むしろ企業の工場みたいでした。
ほかにも、先ほども事例に出した会津若松の金山中学校は廃校のような雰囲気で、グラウンドには草がボウボウ。小学校6年生の女児がクラスメートに殺害された佐世保の大久保小学校は、6月に訪ねても花一輪見当たりませんでした。板橋区や京都や長野……、あらゆる学校を回りましたが、どこも「潤い」と呼べるものがないのです。
確かに家庭にも問題があったかもしれません。しかし学校が楽しくて、潤いがあって、心が癒やされる場所であれば人を殺したりはしないと思うのです。
【櫻井】
いまいろいろな角度から評論家や大学教授が教育問題を論じていますが、大塚先生のような視点で見ている人はいませんね。
先生はいつ頃から花づくりを通した心の教育をされてきたのですか。
【大塚】
まだ一教師の時代からです。生徒と草だらけの校地を耕し、土づくりをし、堆肥(たいひ)づくりをしました。当然生徒も嫌がり、親からの反対も出たのですが、芽が出て花が咲いたら子どもは変わります。「水をあげなさい」と言わなくてもあげるようになります。
学校が荒れている時は「花を大事にしろ」「花にも命がある」なんて言っても生徒は聞く耳を持ちません。花壇にボールが飛び込んだら、踏み込んで行って苗を傷めても全然平気なのです。
私は会議や出張で遅くなっても、毎晩のように車のライトで照らし、黙って30~80本を植え替えておきました。そうして春から夏にかけて花が咲くと、子どもの心が開いて、ボールが花壇に入ることすらなくなりました。
【櫻井】
花を愛(め)でる心が育つのでしょう。
【大塚】
ただ、これも土からつくらなければダメなんです。業者に頼んだり、苗を買ってきて植え替えるだけでは、確かに花は咲きますが、本当の意味で命あるものを大事にする心は育たないのです。
教育長時代は親や町民たちから、「教育長は子どもたちに何をさせるんですか」とずいぶん批判されたし、現場の校長や教頭からは「花づくりする場所もないし、時間もありません」と反対されました。
学校は塾と違って勉強だけじゃなく、心の教育も重要です。長年の教師生活で心の教育には花づくりが最も効果がありました。場所がない、時間がないというのは、教師にやる気がないからです。
【櫻井】
工夫すればいくらでもできることですものね。
【大塚】
子どもたちは命あるものを育てる経験を通し、命の尊さや美しいものの素晴らしさを分かっていくのです。
昨年の秋の日曜日に、真田町の小学校に足を運んだところ、子どもたちが菊についたアブラムシを楊枝(ようじ)を使って、花弁の下にティッシュペーパーを置いて取っていました。なぜスプレーの殺虫剤は使わないのかと尋ねると、「そんなことをしたら花が傷んじゃいます」と。そういう子どもたちが人を殺したりしますか?
土からの花づくりは、間違いなく犯罪非行ゼロの原動力になっていると思っています。
 
[9] 日本の社会の闇
【櫻井】
しかし、お話をお聞きすると、真田町の教育方法はある意味では大塚先生の闘いの歴史とも言えますね。先ほどの転任した栄養士の方の例もありますが、こういう改革は一人では難しいのでしょうか。
【大塚】
そうですね……。やはり自治体の首長さんの理解がないと難しいでしょう。もっと言えば、政治家が立ち上がって、政治の面から取り掛かってくれたらもっと早く効果が出ると思います。
実は、私がいま気になっていることの一つに日本の医療費問題があります。もうじき40兆円に達して、日本の税収のほとんどが医療費に使われてしまうような現状ですが、やはりその元となっているのは食事ですよ。昨年信州大学医学部で、抽出ですが長野県の中学生の血液検査をしたところ、36.9%がすでに高脂血症でした。高血圧も多かったですね。
【櫻井】
え、中学生が?
【大森】
そうですよ。このまま大人になれば間違いなく生活習慣病です。いま真田町の子どもたちの血液を検査しても、高コレステロール、高脂血症、高血圧、ほとんどいなくなりました。
政府は医療費が上がれば、どこから徴収するかしか考えていませんが、真田町のように食の改善に取り組んでいけば、医療費の削減にも繋がっていきます。地場の低農薬の米や野菜にすればアトピーやアレルギーも減るのです。実際に東京から転向してきた女の子は、アトピーがきれいに治って卒業していきましたから。
だから、なぜいまこれだけ中国からの輸入食品が問題視されているのに、使わなければならないのか。一番いい例が北海道です。北海道では売れないタマネギをブルドーザーで潰(つぶ)したりしていますが、日経新聞によれば学校給食で中国産の製品を扱っている割合が全国でも高いらしいです。
【櫻井】
そのようですね。
【大塚】
あるいは、北海道産米の「きらら」を使わずに、なぜ防腐剤を含んだ輸入の小麦を使うのか。
学校給食でも輸入小麦にはいまだに補助金が付いていますが、日本産の米には補助金はつかない。ここは日本なんですから、逆でしょう?
政治家は、選挙の時は「教育が大事」だと言うけれども、当選してしまえば後はどこ吹く風です。一方で食糧自給問題を論じておきながら、こんなことをしていたら日本の農業はますます廃(すた)れてしまいます。
【櫻井】
給食を取り巻く環境一つを切り取ってみても、日本の構造の闇が見えてきますね。
 
[10] 日本人よ 日本人になりなさい
【櫻井】
いまのお話をお聞きして非常に強く感じたのは、日本人は本当の日本人にならなければいけない、ということです。
本当の日本人とは何かといったら、この国の歴史を知っていること、先人たちが一体どういう生き方をして、どういうことを大事にしてきたかという価値観を知ることだと思います。
戦後の日本は占領軍の政策で意図的に縦軸を断続させられてしまいました。だから教育も「教育勅語」をなくしたり、食事だってアメリカ式でしょう。
その中で育った戦後の日本人は、日本人としての教養は身についていないし、歴史も知らない。確かに国籍は日本人ですけれども、心の中は本当の日本人じゃないと思うのです。
【大塚】
そうですね。日本の素材を生かし、日本人がつくっているものを使おうとしない。そして現場も、丁寧に心を込めるとか、子どもの健康を考えるよりも、なるべく自分たちの手がかからない楽なほうへ、楽なほうへ流されていっています。
私はよく給食センターも視察に行くのですが、まずゴミ捨て場のダンボールを見るんですね。まあ、中国の餃子とかハンバーグ、うなぎ、タイの焼き鳥、ロールキャベツとか、外国産の既製品が多いですね。
【櫻井】
そうなんですか。
【大塚】
現場はいろいろ理由を言うんです。始業が8時半で11時には学校へ配達に行かなければいけないから、そんなに下準備する時間がないとか、調理師の人数が少ないとか。でもそういう職場でこそフレックス制を敷いて、6時に来て下ごしらえをした人は、3時半に帰っていいとか、やる気になれば、工夫はいくらでもできると思うんです。
【櫻井】
そうですね。昔のように一所懸命働くというよりも、なるべく手抜きをしたいという姿勢が目立ちますね。それは本当の日本人の働き方ではありません。
だから私は、日本人の心の栄養として、日本の歴史、日本の価値観を学ぶことを教育の根本に位置づけなければいけないと思っています。そこにはもちろん食生活も含まれるわけです。海に囲まれた日本では魚や昆布を食べるのは当たり前、朝からファーストフードや菓子パンを食べさせる親がいること自体、もう日本が日本でなくなっている証拠です。
【大塚】
おっしゃるとおりです。
【櫻井】
子どもたちにはよき日本人になるための教育を施す、親たちにはよき親になるための親業教育をする。この二つが国家の最優先事項だと思います。
大塚先生が主導された真田町の教育改革は、様々な障害があっても、そこに子どもたちの未来を思う情熱があれば工夫と努力次第で実現できるということを教えてくださっています。子どもが変わることによって、大人が変わり、地域が変わる。この真田町の実践を教育に携わる多くの人たちに知ってほしいと思います。




以上です。

食の異常に気づいて、一番大切なことに取り組まれたのだなぁと思いました。

今の80代・90代のお年寄りはとっても元気です。

身体がしっかりできている!

昔は食の欧米化もなく、日本食中心の食事だったことが理由ではないでしょうか。

海も山も空気もこんなに汚くなかったし。

今の免疫力の無い子供たちが歳をとったらどうなるのでしょうか?

長寿なんて言葉はなくなっていくかもしれません。

真田町の子供たちは幸せだと思いました。

数十年後の長寿日本一はダントツで長野県であとの県はの平均寿命は50代・60代で終わってしまうかもしれませんね。

真田町に引っ越そうかいな・・・・。




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Posted by 緒方 扶実 at 01:13Comments(2)健康