2016年08月05日
便秘のカラクリとその害作用
学生時代から約26年間くらいずっと便秘に悩まされていました。
1週間~10日とか出ない日が続きます。
出すときの恐怖って言ったらないです。
痛くて痛くてたまりません。(切れ痔でした!)
それが生野菜ジュースや青汁を飲み始めたとたんに治ってしまった。
いとも簡単に治ってしまったので驚いてしまうばかりでした。
いきまないで便を出せることが不思議で不思議でしょうがなかった。
頭に血が上ってクラクラするくらい体中に力が入っていて、必死で便を出そうとするが出ない。
私は一生こうやって便を出し続けるのだろうかと本気で悩みました。
これが、あっさりと解決してしまいました。
私は腸がどんな栄養が必要で、どんな働きをするのか、腸の内部がどのような状態になっているのか、腸に関することを一切知っていませんでした。
それからいろいろ調べ始めました。
知れば知るほど腸の大切さがわかってきました。
腸に汚れが溜まっていれば何回も毒素を血液は吸収するのだそうです。
(私の場合、1週間~10日便が腸に残ったまんまだったので、その間何回も毒素は血液に吸収され続けていたのです。)
そうやって血液を汚していくのです。
病気になってしまう原因の一つは腸に溜まった便であるのだなぁ。
いつも腸がきれいであれば血液も毒素を吸収することはなくきれいになっていくと思いました。
血がきれいになっていったら身体中のおかしかったところが何ともなくなっていきました。
下記は森下医学博士のメルマガに書かれてあった便秘と下痢の話です。
かなり詳しく、そしてわかりやすく書かれています。
是非、読んでみられてください。
そして、青汁や生野菜ジュースを是非身体のために飲みに来てくださいね!!
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━■ 健康談話(便秘と下痢) ■━
【便秘のカラクリとその害作用】
現代人の3分の1は便秘症。
「四百四病・八百八病はすべて宿便から起こる」
「病氣はたった1種類しかなく、それは排泄障害である」
など、洋の東西を問わず、病氣のすべては便秘(宿便)から起こるといわれてきました。
今回は、便秘のカラクリとその害作用について述べた、森下博士の記事から取り上げてみました。
そして、毎日が快便で、健康であるためには、食生活を正すことが大切 であり、便秘には、特に肉食・甘いものが大敵。
玄米・菜食を実行し、規則正しい生活リズムを守ることこそが必須だと言われます。
<排便は大蠕動のおかげ>
少なく見積っても、現代人の3分の1は便秘症である。
東洋医学では、便秘を重視して、昔から四百四病・八百八病はすべて宿便から起こるといいヨーロッパでも病氣はたった1種類しかなく、それは排泄障害であると指摘する学者もいる。
さて、排便という現象のカラクリであるが、
1.便塊の形成
2.排便反射
の2段階に分けるこ とができる。
まず、第1の段階では、小腸から大腸へ送り込まれた腸内容物は、そこをゆっくり経過している間に水分を吸いとられ、次第に便塊がつくられる。ゆっくり経過するのは、大腸に逆蠕動(ぎゃくぜんどう)という特別な働きがあるためである。
それは、こういうことだ。
直腸のわずか上方に強くくびれたところがある。ここには、筋収縮ホルモンであるアセチルコリンを分泌する神経細胞が豊富に存在しており、1分間に5~6回の割で、拍動が起こる。それがゆるやかな波となって、腸内容物が流れていくのとは逆方向に伝わっていくのだ。
なお、このくびれで大腸内腔は閉じられていて、それより下方は、通常はカラッポ。
それで、くびれ部に起こった拍動は下方(肛門の.方向)へも伝わるのだが、波は、きわめて弱く、わずかの距離を伝わると消えてしまう。
ともかく、逆蠕動によって、腸内容の移送は極くゆっくりとおこなわれるその上、大腸には2、3ヶ所に緊張性収縮輪と呼ばれるくびれができこの部位に逆蠕動が伝えられると、くびれは一層強くなり、ここでせきとめられて内容物の進行はいよいよ遅らせられる。この間に、水分が吸収されるのである。
次に、第2段階。
第1の段階で、便塊はまず、逆蠕動の起こる部位より上方にたまる。
それが一定量になると、それだけ大腸がふくれ、粘膜も引き伸ばされて、粘膜内反射が起こる。
つまり、大腸の最も上の部分に強い収縮が繰り返し起こり、この収縮が強い波となって下方に伝えられる。これが大腸の大蠕動だ。
この波は逆蠕動などものともせず、内容物を直腸へ送り込む。この時点で大脳への刺激が伝えられて便意も起こる。
内容物が直腸内に入ると直腸壁が引き伸ばされ、排便に必要な一連の反射が起こる。
すなわち、直腸が強く収縮するとともに、腹筋、横隔膜も強く収縮して腹圧が高まり、排便が行なわれる。これら一連の作用が正常に行なわれるためには、腸の機能そのものが健全でなければならないし、排便のタイミングをよくしていかなければならない。
それによって、腸壁の細胞を養っている血液の質を良くしていくのだ。
また、腸に送られてくる血液も、他の部分を巡っている血液と同様、造血器官で造られ肝臓や腎臓で解毒作用を受けてくる。これら経由器管の機能を健全にするためにも良質の血液が必要だ。
結局、回り道のようではあるが、腸の働きを健全にする最も確実な方法は、食事の改善である。
排便のタイミングを良くするということは、大腸に大蠕動が起こるときを利用して、一氣に排出するということ。
腸の活動は、食物の摂出あるいは昼夜のリズム、精神作用などからさまざまな影響を受けるもので、最も多く見られる悪いケースの1つは、時間ギリギリまで眠っていること。
これでは、たとえ大腸の蠕動が起こっても、それに応ずる余裕はない。
学校や職場では、便意を抑えてしまう。やっとくつろいだ時には、もう便意は消えている …… この繰り返しが便秘症を生み出すのだ。
<肉食・甘いものは大敵>
便秘を引き起こす原因はいろいろ考えられるが、最大の原因は甘いものの摂り過ぎと、肉食の過剰にある。
甘いものは腸の壁をたるませてしまい、肉食は腸機能の混乱を起こすことによって、便秘を招くのだ。国民の大多数が、肉食による便秘に悩まされているアメリカでは下剤が一番多く売れ、年間600億円をくだらないという。
肉や卵は、いわゆる繊維分が少なく腸の粘膜を刺激することも少ないので、消化された食物は、腸管内に停滞しがちだ。
そのため水分の吸収が進み過ぎて、便は異常に堅くなって、秘結してしまう。
もっとも、この肉類は、腸内で異常分解を起こしやすく、そのために腸の粘膜が炎症を起こしたり、ただれたりすると、逆に下痢を招くことにもなる。
ともあれ、肉類の常食は、便秘を起こし、次いで腸内において腐敗発酵を起こす。
その毒素 が吸収されて、血液を著しく酸毒化するため、悪質な慢性疲労(アンモニア疲労)を招いたり、あるいはノイローゼや不眠症を起こす。疲労、ノイローゼ、不眠症のほとんどは、便秘からくると考えてよい。
そして便秘によって引き起こされたこれらの障害は、今度はそれが原因となって、いっそう頑固な便秘を引き起こす。
つまり、悪循環をきたすわけである。便秘は、弛緩性、痙攣性、直腸性の3つのタイプに大別できる。
弛緩性便秘とは腸とくに大腸の緊張が緩み、腸の内容物を移動させるための蠕動が弱く、そのために便が停滞する場合である。
一般に、白米・白砂糖を過食し、内臓下垂の傾向をもっている日本人にこの種の便秘が多い。
とりわけ虚弱体質・低血圧・胃下垂(あるいは子宮下垂)のある場合にこの弛緩性便秘となりやすい。
痙攣性便秘は、腸の壁が過度に緊張し、絶えず痙攣を起こしているために、便の移動が、ストップし、その間に便に含まれる水分が必要以上に吸収されて、秘結してしまう場合である。
このタイプの便秘症になっている人は、顔色に精彩がなく、皮膚はうすぎたなくたるみ、目はドンヨリして、しかもイラ立っているといったノイローゼ氣味の特徴をもっている。
直腸性便秘は、大便が直腸内にまで達していながら排便できないもので便意を抑制する習慣のある人に起こりやすい。
<便秘の害と治療>
現代日本人の食生活は、精白食品と動蛋食品が中心となっているので、便秘の様相も複雑になってきている。
便秘をすると停滞している便が発酵したり、腐敗したりする。
そこから発生した有毒ガスや毒素が老廃物と一緒に血液中に吸収される。
その有害成分が、全身を巡って行って、内臓細胞や神経細胞などに漂着して、頭痛、吐き氣、胸やけ、めまいなどを起こす。
このような状態が進行すると、慢性病に移行する。
とくに起こりやすいのは、高血圧、動脈硬化症、肝硬変などであり、場合によっては脳出血、狭心症によって突然死を招くこともある。
同時に皮膚の表面にも発疹や吹き出物ができやすく、肌が荒れたり、たるんだりする。
これは、便秘によって、腸内で生成された異常老廃産物や毒素が血液中に吸収され、これらの毒素が発散していく場合の姿としてあらわれたものである。
また、便秘はノイローゼの温床になりやすい。
便秘をすると血液が汚れ血液中の酸素成分はどの体細胞よりも、微妙な働きをしている自律神経機能の混乱を起こしやすい。
とくに、肉・卵を多食している場合はあぶない。
これらの消化物が腸内に停滞して、異常発酵すると、アンモニア、アミン、硫化水素、インドールなどのきわめて有害な毒素を発するからである。
これらの毒素は、不眠や疲労の原因となるという別のルートからも、二重三重に神経症を助長する。
この他に、便秘によって腹圧が高まり、横隔膜が押し上げられたり、大動脈が圧迫されたりすると、脳圧高進による頭重・頭痛、心悸高進や心臓肥大、それに呼吸困難などが起こる。
また、下大静脈の圧迫は、子宮、卵巣、膀胱および直腸などにウッ血を起こし、生殖器疾患や痔疾を招く。さらに、糞塊の大腸壁に対する慢性的な刺激は、上位消化管に反射的に投影して、咽喉、食道、胃にガン腫をつくる。
このように便秘の弊害は果てしなく広がってゆく。
便秘などたいしたことはないとタカをくくっていると、取り返しのつかないことになろう。
できるだけ早くその対策を講じておく必要がある。
それには、まず便秘を招きやすい食品を極力避け、便通促進効果をもつ食品を極力利用することだ。とくに、白砂糖と肉をやめて、アズキ、ヒジキ、サツマイモ、コンニャクなどを極用を大いに助長するのは、酵素、葉緑素、胚芽の三大強化食品だから、これらもぜひ活用したい。腸のリズムを整え、排便のキッカケをつくるために、次のような点に注意する。
まず夜寝る前に食物をとることは極力控え、遅くとも12時までには床につくようにして、睡眠を十分にとり、胃腸を十分に休息させるという準備態勢を整える。
その上で、朝起きた時、少量の飲み水で胃に刺激を与えたり腹部に物理的刺激を与える。
たとえば、梅干番茶を1杯飲む。塩ひとつまみ入れた冷茶を飲む。 また腹部マッサージや縄跳び運動など。自分に合った効果的な方法を見つけることが大切である。
<下痢の弊害>
大便がその固有の形を失って、泥状あるいは水様となる状態を下痢という。
ふつう大便は70%~80%の水分を含んでおり、80%以上になれば泥状となるし、90%以上になれば水様
になる。
原因がはっきりしているもので、症状が軽く、一過性の下痢なら、ほっておいても自然に治る。
だが下痢状態が激しかったり、長く続くようなら、腸の機能そのものの建て直しを計らなければならない。
下痢をすると栄養分の吸収が悪くなるため、全身の衰弱を招く。同時に水分が減少して組織水分が少なくなり細胞の機能が低下する。
水様便が長く続いた場合は、とくに水分不足による害が目立ってくる。
つまり意識障害、呼吸困難、体温の変調、嘔氣、嘔吐などを起こす。
疫痢やコレラ、重症赤痢などが重篤な症状を呈するのも、毒素そのものの作用もさることながら、激しい下痢による 水分不足が大きな要因となっている。
最近目立って多くなっている下痢は、過敏性大腸、全身性の病氣によるものである。
過敏性大腸は、神経が過敏なために、わずかな精神的ストレス刺激ですぐに下痢を起こす。
栄養成分の吸収が悪くなり、ますます過敏性は強められ体力的にガンバリが効かなくなる。
それと同時に、引っこみ思案となり、自分のカラに閉じこもる陰性な性格になりがち。
極度に陰性な性格は、積極的に他に迷惑を及ぼすことは少ないかもしれないが、判断や行動の正確性・敏捷性が失われていることから、やはり社会的には少なからぬマイナスを生むものだ。
一方、下痢を起こしやすい全身性疾患には、たとえば、糖尿病や尿毒症がある。
これらは、老廃物を体内にため込んだために血液が汚れ、腸機能が失墜した結果としての下痢だ。
この場合の精神活動の特徴は、 体力のあるうちは、イライラしたり、短絡思考によって、周囲に積極的な害作用を及ぼしやすく、体力がなくなれば、過敏性大腸の場合と同様に、消極的害作用を招きやすい。
下痢は、急性にくるものと、慢性のものとがあり、原因も様相もまちまち。
だがいずれの場合も、直接的には、腸の蠕動の亢進、吸収の障害、水分の滲出という3つの原因が絡み合って起きている。
腸には食物および飲料に含まれる水の他に、唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液などの水分も合合わさり、24時間に約4リットルが入る。その大部分は、小腸下部および大腸前半で吸収される。
ところが腸の蠕動が異常に亢進すると、十分に吸収されないまま直腸に達して、排泄されるわけだ。重要なのは、このような状態が引き起こされた原因である。
飲み過ぎや食べ過ぎ、寝冷えなどと言ったちょっとした不摂生でも起こるけれど、病氣の1つの反応として起こっている場合も多いので、状況をよく見ての判断が重要である。
森下敬一 拝
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〒815-0033
福岡県福岡市南区大橋4丁目21-29
☎:080-5274-8273
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ブログ:身体の中からきれいになって健康に!
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現代人の3分の1は便秘症。
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など、洋の東西を問わず、病氣のすべては便秘(宿便)から起こるといわれてきました。
今回は、便秘のカラクリとその害作用について述べた、森下博士の記事から取り上げてみました。
そして、毎日が快便で、健康であるためには、食生活を正すことが大切 であり、便秘には、特に肉食・甘いものが大敵。
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<排便は大蠕動のおかげ>
少なく見積っても、現代人の3分の1は便秘症である。
東洋医学では、便秘を重視して、昔から四百四病・八百八病はすべて宿便から起こるといいヨーロッパでも病氣はたった1種類しかなく、それは排泄障害であると指摘する学者もいる。
さて、排便という現象のカラクリであるが、
1.便塊の形成
2.排便反射
の2段階に分けるこ とができる。
まず、第1の段階では、小腸から大腸へ送り込まれた腸内容物は、そこをゆっくり経過している間に水分を吸いとられ、次第に便塊がつくられる。ゆっくり経過するのは、大腸に逆蠕動(ぎゃくぜんどう)という特別な働きがあるためである。
それは、こういうことだ。
直腸のわずか上方に強くくびれたところがある。ここには、筋収縮ホルモンであるアセチルコリンを分泌する神経細胞が豊富に存在しており、1分間に5~6回の割で、拍動が起こる。それがゆるやかな波となって、腸内容物が流れていくのとは逆方向に伝わっていくのだ。
なお、このくびれで大腸内腔は閉じられていて、それより下方は、通常はカラッポ。
それで、くびれ部に起こった拍動は下方(肛門の.方向)へも伝わるのだが、波は、きわめて弱く、わずかの距離を伝わると消えてしまう。
ともかく、逆蠕動によって、腸内容の移送は極くゆっくりとおこなわれるその上、大腸には2、3ヶ所に緊張性収縮輪と呼ばれるくびれができこの部位に逆蠕動が伝えられると、くびれは一層強くなり、ここでせきとめられて内容物の進行はいよいよ遅らせられる。この間に、水分が吸収されるのである。
次に、第2段階。
第1の段階で、便塊はまず、逆蠕動の起こる部位より上方にたまる。
それが一定量になると、それだけ大腸がふくれ、粘膜も引き伸ばされて、粘膜内反射が起こる。
つまり、大腸の最も上の部分に強い収縮が繰り返し起こり、この収縮が強い波となって下方に伝えられる。これが大腸の大蠕動だ。
この波は逆蠕動などものともせず、内容物を直腸へ送り込む。この時点で大脳への刺激が伝えられて便意も起こる。
内容物が直腸内に入ると直腸壁が引き伸ばされ、排便に必要な一連の反射が起こる。
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それによって、腸壁の細胞を養っている血液の質を良くしていくのだ。
また、腸に送られてくる血液も、他の部分を巡っている血液と同様、造血器官で造られ肝臓や腎臓で解毒作用を受けてくる。これら経由器管の機能を健全にするためにも良質の血液が必要だ。
結局、回り道のようではあるが、腸の働きを健全にする最も確実な方法は、食事の改善である。
排便のタイミングを良くするということは、大腸に大蠕動が起こるときを利用して、一氣に排出するということ。
腸の活動は、食物の摂出あるいは昼夜のリズム、精神作用などからさまざまな影響を受けるもので、最も多く見られる悪いケースの1つは、時間ギリギリまで眠っていること。
これでは、たとえ大腸の蠕動が起こっても、それに応ずる余裕はない。
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<肉食・甘いものは大敵>
便秘を引き起こす原因はいろいろ考えられるが、最大の原因は甘いものの摂り過ぎと、肉食の過剰にある。
甘いものは腸の壁をたるませてしまい、肉食は腸機能の混乱を起こすことによって、便秘を招くのだ。国民の大多数が、肉食による便秘に悩まされているアメリカでは下剤が一番多く売れ、年間600億円をくだらないという。
肉や卵は、いわゆる繊維分が少なく腸の粘膜を刺激することも少ないので、消化された食物は、腸管内に停滞しがちだ。
そのため水分の吸収が進み過ぎて、便は異常に堅くなって、秘結してしまう。
もっとも、この肉類は、腸内で異常分解を起こしやすく、そのために腸の粘膜が炎症を起こしたり、ただれたりすると、逆に下痢を招くことにもなる。
ともあれ、肉類の常食は、便秘を起こし、次いで腸内において腐敗発酵を起こす。
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そして便秘によって引き起こされたこれらの障害は、今度はそれが原因となって、いっそう頑固な便秘を引き起こす。
つまり、悪循環をきたすわけである。便秘は、弛緩性、痙攣性、直腸性の3つのタイプに大別できる。
弛緩性便秘とは腸とくに大腸の緊張が緩み、腸の内容物を移動させるための蠕動が弱く、そのために便が停滞する場合である。
一般に、白米・白砂糖を過食し、内臓下垂の傾向をもっている日本人にこの種の便秘が多い。
とりわけ虚弱体質・低血圧・胃下垂(あるいは子宮下垂)のある場合にこの弛緩性便秘となりやすい。
痙攣性便秘は、腸の壁が過度に緊張し、絶えず痙攣を起こしているために、便の移動が、ストップし、その間に便に含まれる水分が必要以上に吸収されて、秘結してしまう場合である。
このタイプの便秘症になっている人は、顔色に精彩がなく、皮膚はうすぎたなくたるみ、目はドンヨリして、しかもイラ立っているといったノイローゼ氣味の特徴をもっている。
直腸性便秘は、大便が直腸内にまで達していながら排便できないもので便意を抑制する習慣のある人に起こりやすい。
<便秘の害と治療>
現代日本人の食生活は、精白食品と動蛋食品が中心となっているので、便秘の様相も複雑になってきている。
便秘をすると停滞している便が発酵したり、腐敗したりする。
そこから発生した有毒ガスや毒素が老廃物と一緒に血液中に吸収される。
その有害成分が、全身を巡って行って、内臓細胞や神経細胞などに漂着して、頭痛、吐き氣、胸やけ、めまいなどを起こす。
このような状態が進行すると、慢性病に移行する。
とくに起こりやすいのは、高血圧、動脈硬化症、肝硬変などであり、場合によっては脳出血、狭心症によって突然死を招くこともある。
同時に皮膚の表面にも発疹や吹き出物ができやすく、肌が荒れたり、たるんだりする。
これは、便秘によって、腸内で生成された異常老廃産物や毒素が血液中に吸収され、これらの毒素が発散していく場合の姿としてあらわれたものである。
また、便秘はノイローゼの温床になりやすい。
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とくに、肉・卵を多食している場合はあぶない。
これらの消化物が腸内に停滞して、異常発酵すると、アンモニア、アミン、硫化水素、インドールなどのきわめて有害な毒素を発するからである。
これらの毒素は、不眠や疲労の原因となるという別のルートからも、二重三重に神経症を助長する。
この他に、便秘によって腹圧が高まり、横隔膜が押し上げられたり、大動脈が圧迫されたりすると、脳圧高進による頭重・頭痛、心悸高進や心臓肥大、それに呼吸困難などが起こる。
また、下大静脈の圧迫は、子宮、卵巣、膀胱および直腸などにウッ血を起こし、生殖器疾患や痔疾を招く。さらに、糞塊の大腸壁に対する慢性的な刺激は、上位消化管に反射的に投影して、咽喉、食道、胃にガン腫をつくる。
このように便秘の弊害は果てしなく広がってゆく。
便秘などたいしたことはないとタカをくくっていると、取り返しのつかないことになろう。
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まず夜寝る前に食物をとることは極力控え、遅くとも12時までには床につくようにして、睡眠を十分にとり、胃腸を十分に休息させるという準備態勢を整える。
その上で、朝起きた時、少量の飲み水で胃に刺激を与えたり腹部に物理的刺激を与える。
たとえば、梅干番茶を1杯飲む。塩ひとつまみ入れた冷茶を飲む。 また腹部マッサージや縄跳び運動など。自分に合った効果的な方法を見つけることが大切である。
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大便がその固有の形を失って、泥状あるいは水様となる状態を下痢という。
ふつう大便は70%~80%の水分を含んでおり、80%以上になれば泥状となるし、90%以上になれば水様
になる。
原因がはっきりしているもので、症状が軽く、一過性の下痢なら、ほっておいても自然に治る。
だが下痢状態が激しかったり、長く続くようなら、腸の機能そのものの建て直しを計らなければならない。
下痢をすると栄養分の吸収が悪くなるため、全身の衰弱を招く。同時に水分が減少して組織水分が少なくなり細胞の機能が低下する。
水様便が長く続いた場合は、とくに水分不足による害が目立ってくる。
つまり意識障害、呼吸困難、体温の変調、嘔氣、嘔吐などを起こす。
疫痢やコレラ、重症赤痢などが重篤な症状を呈するのも、毒素そのものの作用もさることながら、激しい下痢による 水分不足が大きな要因となっている。
最近目立って多くなっている下痢は、過敏性大腸、全身性の病氣によるものである。
過敏性大腸は、神経が過敏なために、わずかな精神的ストレス刺激ですぐに下痢を起こす。
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それと同時に、引っこみ思案となり、自分のカラに閉じこもる陰性な性格になりがち。
極度に陰性な性格は、積極的に他に迷惑を及ぼすことは少ないかもしれないが、判断や行動の正確性・敏捷性が失われていることから、やはり社会的には少なからぬマイナスを生むものだ。
一方、下痢を起こしやすい全身性疾患には、たとえば、糖尿病や尿毒症がある。
これらは、老廃物を体内にため込んだために血液が汚れ、腸機能が失墜した結果としての下痢だ。
この場合の精神活動の特徴は、 体力のあるうちは、イライラしたり、短絡思考によって、周囲に積極的な害作用を及ぼしやすく、体力がなくなれば、過敏性大腸の場合と同様に、消極的害作用を招きやすい。
下痢は、急性にくるものと、慢性のものとがあり、原因も様相もまちまち。
だがいずれの場合も、直接的には、腸の蠕動の亢進、吸収の障害、水分の滲出という3つの原因が絡み合って起きている。
腸には食物および飲料に含まれる水の他に、唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液などの水分も合合わさり、24時間に約4リットルが入る。その大部分は、小腸下部および大腸前半で吸収される。
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