2016年05月18日

ビタミン・ミネラルをどれだけ摂るか!

人間の身体は理屈で動いていると思うのです。

だから信じないともったいないと思う。

━■ 健康談義 ■━

食事療法と健康食品の重要性

森下敬一博士


――血液の質が体質を決定

食物が血液をつくり、血液が体細胞を支配する、という厳然とした流れの中で、血液の質が体質を決定することとなります。したがって、病氣の防止、健康の増進、そして長寿の実現には「正しい食物を選択する」ことが大切であり、その正しい食物とは人間本来の食性である穀菜食の原則にかなったものを食べることです。 しかし、環境全般が公害化して、食物の質がおちている昨今、玄米・菜食だけでは以前のような効果がなかなか得られないため、それを補うために各種健康食品を合せて活用し、効率よく体質改善をすることが大切です。

◆血液の質が体質を決定

病氣とは体細胞が生理的範囲を越えて、異常を示す状態である。では、なぜそんな病氣と呼ばれる異常状態が引きおこされるのかというと、血液の性状が混乱するからである。
われわれの体を巨視的にながめると、食物が血液をつくり、血液が体細胞を支配する、という大きな厳然とした流れが存在する。
血液が体細胞を支配しているということは、具体的にいうと血液の細胞(血球)が直接、体細胞に変化発展していっており、同時に、その体細胞の機能状態はそれを浸している血液の性状に左右されている、ということである。
けっきょく、血液の質が体細胞の質(すなわち体質)を決定するのである。
というわけで、病氣とくに慢性病は、体質が悪化することによって引きおこされる。その体質の悪化を招くのは、血液性状が不健康な状態になることが原因なのである。
だから、慢性病を治療したり、予防したりするためには、血液性状を健全な姿に立ちかえらせなければならない。すなわち浄血をおこなわなければならない。
そうなると、食生活の大転換が不可欠。なぜなら、血液をこしらえる素材は食物であるし、慢性病を生み出している元凶こそ、現代日本人がよしと信じておこなっている食生活(白米・肉食)にあるからだ。
ところで、いま述べた食物が血液と体細胞に密接不離なかかわりあいをもっているということは、健康を保つためには蛋白質やビタミンがどれくらい必要、といったような現代栄養学式の考え方とは、根本的に異なるものである。
その根本的な違いがあるからこそ結果にも決定的な差が生まれてくる。

すなわち、私どもが提唱する自然食療法を実践すれば、誤りなく慢性病は治る。胃弱、肥満、カゼなどの半健康はもとより、大変に治りにくいとされている糖尿病や肝臓病、心臓病なども確実に治癒させられる。
さらにガンなども、不治の病と恐れられている常識的な見方からすると、奇跡に近いほどのあっけなさで確実に快方に向うものだ。 一方、現代栄養学式の食事制限では、どんな病氣も根治に導くことなどはついになく、むしろ体質をいっそう悪化させて、いよいよ治りにくい病状に追い込んでしまうことが多い。
では、その根本的な違いとは何か。それは、生命というもののダイナミズムを正しくとらえているか否かの違いである。
そもそも食事療法という考え方が成り立つためには「食物が血液になり、その血液が体細胞に変っていっている。だから食事を改めれば血液性状もよくなり、次いで体細胞の機能状態も改善される」という、生命活動全体を生きた姿でとらえる目をもたなければならない。
つまり、食、血、細胞の間に仕切りをつけないで、いずれをも同格に扱い条件の違いがそれぞれの存在の違いを生み出しているだけだ、という本質のとらえ方があって、はじめて「食物で病氣は治せる」という結論が引きだされるはずなのである。
したがって、食、血、細胞の間に仕切りをつける考え方をするところには食事療法という概念は、本来生まれるはずのないものである。現代栄養学はまさにそれで、食事療法という言葉はあっても実体はない。

第一に、食物や栄養は、体を車と見立てた場合のガソリンに相当するもの、としか考えていない。そこから、体は蛋白質でできているから蛋白質を十分に摂らなければいけないとか、ビタミン、ミネラルは一日にどれだけ必要だとかいうようなピントはずれの結論が生み出される。
また、食物は、簡単な栄養素に分解されて吸収されるとみなしているのも問題。
すなわち、食物体の炭水化物はブドウ糖に、蛋白質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収される、というのだが、それは試験管の中でみられる変化にすぎない。 実際のわれわれの消化管のなかでは、食物はかなり大きな塊のまま腸壁にとりこまれ、腸壁細胞に同化されるという姿で消化がおこなわれるものなのだ。

そして、体細胞ははじめから細胞でどこまでいっても細胞だという現代の生命科学を根本から誤らせている基本概念を、何の疑いもなく引っぱりこんでいる。
親の細胞が子の細胞を生み出す、ということをどこまでも続けていく、とみなしている。だから、血液は、その細胞分裂のために必要な酸素や栄養分を供給するだけの「運び屋稼業」をしているだけの存在と割り切られているのである。

このような食、血、細胞の間に仕切りをつける考え方は誤りであって、これこそが慢性病を生み、慢性病の根治を妨げている元凶である。
われわれの体では、そんな仕切りは設けられてはいない。では実際にはどうなっているのかということについて、私は新しい血液生理学の立場から『血球の起原』の中で述べている。


◆正しい食物の選択が重要

間違いなく、食が血となり、血が細胞に変っていっている。
だから、病氣の防止にも、健康の増進にも、長寿の実現にも一番重要なことは、「正しく食物を選択する」ことである。
その正しい食物とは何か。それは、人間本来の食性である穀菜食の原則にかなった食物のことだ。この絶対性から足を踏みはずさないことが大切で、さらに原則に沿ってより効果的な食物の摂り方ができれば、さらに望ましい。
前者は食事パターンを正すということであり、後者は薬効食品を活用することである。
日本人にとって最も理想的な食事パターンは、玄米・菜食である。玄米を主食とし、野菜、海藻、小魚貝を副食とするのである。 白米は、代謝に不可欠な有効成分のほとんどを失ってしまっている欠陥食品だから、こんなものを常食していると遅かれ早かれ障害がおこる。また、穀菜食の範囲からはずれる動蛋食品は、腸内で腐敗発酵をおこす。その結果、大量の毒素を発生させて血液を酸毒化させ、いろいろな病氣を引きおこす。

そして、穀菜食の範囲内の食品には、それぞれの薬効がある。だから、体質や病状に合わせて利用すれば、病氣の予防や治療がより効果的にできる。
食物を正しく選んで利用することが何よりも重要なのである。
だが現代人としてのわれわれに負わされた一つの不幸がある。環境全般が公害化して、食物の質が全体的におちてきているのである。そのため玄米・菜食だけでは、昔ほどの効果が得られないことだ。その弱点を補ってくれるのが健康食品なのである。

健康食品は、急速に整腸・浄血ができるので、体質改善は著しく促進される。
ただしその際、氣をつけるべきことがある。一つは食事パターンを正し、薬効食品をフルに活用することと合せて、健康食品を用いること。もう一つは質のよい健康食品を、体質に合わせて活用することである。
この点を守ってこそ、最も効率よく、経済的に、真の健康体を得ることができるのである。
そこで、慢性病の早期治療をはかる上で特に次にあげる健康食品は、その薬効を再認識して、上手に活用してもらいたいものである。


◆特に活用したい健康食品

【胚芽】

胚芽は米および麦の発芽部位で、多彩な有効成分が集約的に含まれている。
その主な有効成分は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、ニコチン酸、パントテン酸などのビタミンB群、プロビタミンC、ビタミンEなどがあり、ことにビタミンEは疲労回復、性機能増進に役立つ。

その他、不飽和脂肪酸であるリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸が含まれる。これらは別名ビタミンF(現在は必須脂肪酸)とも呼ばれ、細胞膜の構成成分として不可欠である。

胚芽の薬効としては、主に次のような事柄が期待される。

○肉食過剰などによる血漿蛋白過多や高血糖、高血圧を減少させ、正常値
 に回復させる。

○胃腸機能の低下による便秘や腸内腐敗を防ぐ。

○血管・心臓病そして脚氣、自律神経失調症、ノイローゼの快癒にめざま
 しい効果をあらわす。

○強肝、解毒作用で基礎体力強化、美肌づくりに有効。

○思考力や記憶力の低下を防止。

○貧血、痔、不妊症の解消。

○肥満防止。

○公害物質の排泄を促進する。

○発ガンを防止し、ガンの治癒を促す。

?骨の異常防止。


【葉緑素】

葉緑素は肉食過多などによる血液の酸毒化を解消して、各臓器に好影響を
もたらす。
それというのも、自然態の葉緑素には、緑の色素(クロロフィル)だけでなく、各種のビタミン、ミネラルを含んでいるからだ。

葉緑素のフィトールとビタミンAおよびビタミンK(抗出血性ビタミン)はかなり類似しており、ビタミンCであるアスコルビン酸(抗壊血病性ビタミン)は葉緑素の光合成によって生成される6炭糖から作られる。葉緑素の中心金属であるマグネシウムがコバルトに変換されるとビタミンB12(増血ビタミン)になる。
またマグネシウムが鉄になるとヘムとなり、ヘモグロビン(ヒトの赤血球中の血色素)はこれとタンパクが結合したものである。したがって葉緑素は腸造血の素材としてとくに意義の大きいものだ。その他、葉緑素には次のような生理作用がある。

○糖質や蛋白、水分代謝を高める。

○すべての体細胞に活力を与え、また腸、肝臓、腎臓、心臓の働きを正常化
 させ、疲労を回復する。

○抗アレルギー作用や創傷の肉芽形成を促進し、創傷面を乾燥させて治りを
 早くする。

○タバコのニコチン、酒による二日酔いの起因物質などを無毒化する。


【酵素】

健康状態は腸内細菌の性状に左右される。その腸内細菌の性状を健全にする上で、酵素ほどめざましい効果をあらわすものはない。白米、白砂糖、肉などの不自然食品を常食している現代人の腸内では有用細菌が影をひそめ、雑菌、腐敗菌がふえてきている。

これが健康失墜の元凶だ。直ちに酵素を活用して、整腸をはかり腸内の健全な常在細菌を繁殖させることが必要である。とくに腸内の腐敗をおこす肉食にとって、酵素は不可欠である。

酵素の薬効を要約すると次のとおりである。

○腸機能を健全にし血液を浄血するので、すべての臓器の機能を正常化する。

○特に肉食性ガン、糖尿病、高血圧、脳溢血、心筋梗塞などに有効。これらは肝臓、腎臓、血液などの酵素不足が主要因になっているからだ。
活性の高い酵素は、酵素成分がストレートに吸収されて、臓器組織の酵素活性を高める効果も大いに期待できる。


【ミネラル】

ミネラルとは生体内無機塩類の栄養学上の呼び名である。ミネラルは生体の構成成分であり、体液の緩衝作用(血液?の恒常性を保つ)、浸透度の維持などの重要な生理作用や、筋肉の強さや神経の刺激反応の賦活作用がある。

このように多様な生理作用をもつミネラルが、日本人には著しく不足しているため、スタミナ不足や無氣力、慢性病になりやすい。特に、肝臓病、腎臓病、糖尿病およびガンと、ミネラル不足は密接な関係がある。

ミネラル欠乏食品の代表は、精白食品および食品添加物入りの加工食品(インスタント食品など)。したがってこれらの食品は極力避けるとともに、各種ミネラルが効率よく補給できる総合ミネラル食品を活用することが大事だ。

総合ミネラル食品では、特に次のような生理作用が期待できる。

○腸内異常発酵を防止する。そのため便秘、皮膚病、肥満、動脈硬化、高血圧症、自律神経失調症、ノイローゼの解消に卓効をあらわす。

○思考力、判断力の低下を防ぐ。

その他の健康食品としては、

●高麗人参
代謝全般を正常化する作用があるので、きわめて広範な薬効をあらわすが、特にめざましいのは、強肝作用、抗ストレス作用、そして強壮・強精作用である。

●ローヤルゼリー
内分泌機能を正常化する効果が特に著しく、そのため女性には特効的な作用を及ぼし、子宮ガン、乳ガンの治療に卓効をあらわす。 花粉 含有される有効成分は多彩で、体内ではそれらが総合的に働いて、花粉特有の薬効をあらわす。


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