2016年08月04日

なぜ日本人は薬を飲み過ぎるのか◇

「薬を使わない薬剤師」で有名な宇多川久美子先生

【宇多川 久美子】
一般社団法人国際感食協会 理事長
薬剤師・栄養学博士


◇なぜ日本人は薬を飲み過ぎるのか◇

日本人がなぜ
こんなに薬を飲み過ぎるのかについて、
日本の処方の現実、
そして、
・高血圧治療薬
・痴呆症治療薬
・骨粗しょう症治療薬
・インフルエンザ治療薬
について考えてみましょう


■薬の副作用が原因で死ぬ人は交通事故死の約20倍!■

私たちが病院に行って身体の不調を訴えれば、お医者さんから処方箋(せん)をもらって、調剤薬局で薬を買うことができます。
また、ドラッグストアや薬局が街には数多くあって、さまざまな薬を簡単に手に入れることができます。
いずれも、身体の不調を改善したい、症状を止めたいと薬の作用を期待して購入します。

しかし、薬には必ずプラス(効果)とマイナス(副作用=毒性)があって、マイナスの方が大きく出てしまうケースが多くあります。
重篤な副作用が出た場合は死に至ります。
欧米では副作用死に関する調査研究も行なわれており、米国では、年間、推計10万6000人が副作用で死亡(全米医師会報、トロント大学のチームの研究報告)と具体的な数まで出ています。

世界一、薬を飲むのが好きな国なのに、残念ながら日本ではこのような「副作用死」に関する調査研究はなされていません。
そうなると推測するしかありませんが、単純に人口が米国の4割として(米国3・09億人に対し日本1・27億人)、副作用死は、米国10万6000人の4割=4万2400人という単純な計算にはならないと思います。
私は少なく見ても6万~7万人。
もしかしたら、10万人を超す可能性もあると見ています。

平成25年中の日本の交通事故死者数は、4373人ですから、約15倍~22倍以上という数の方が、薬の副作用で亡くなっている計算になるのです。

最大の理由は欧米では「1剤処方」が基本。
多くても2剤であるのに対し、日本では5剤以上の処方が当たり前になっているからです。
とくに、窓口の自己負担率が1割になる75歳以上の高齢者には10剤以上を処方することもよくあります。

体力が低下し、本来選択的に薬を処方しないといけない年代の方たちが目を覆いたくなるような「薬漬け」にされているのです。

その結果、多くのおじいちゃん、おばあちゃんが命を落としていることは、容易に察しがつきます。

アメリカの賢人医師が若いドクター向けに書いた名著『ドクターズルール 医師の心得集』(クリフトン・K・ミーダー編、福井次矢訳・南江堂刊)には、医師が持つべき「薬に関する心得」として次のような提言が出てきます。

1.4剤以上飲まされている患者さんは、医学の知識が及ばない危険な状態にある。
2.薬の数が増えれば増えるほど、副作用のリスクは加速度的に増す。
3.処方を中止しても、患者さんの状態が悪くなるような薬はほとんどない。
4.可能ならば、薬の処方を全部やめる。それができないなら、できるだけ薬を出さないよう にする。
5.効いているのか疑問に思った薬はたぶん、効かない薬だ。

この中でとくに興味深いのは1、最初に「4剤以上飲まされている患者さんは医学の知識が及ばない危険な状態にある」と断定していることです。

もしそうだとしたら、いったいどれだけの日本人が「医学の知識が及ばない状態」にあるのでしょう?

4剤以上服用している日本人は、おそらく5~6人に1人はいると思われるので2000万~2500万人が医学の知識の及ばない状態、言い換えれば、いつ副作用死してもおかしくない状態にあるのです。

2の「薬の数が増えれば増えるほど、副作用のリスクは加速度的に増す」ということも、肝に銘じておくべきことです。
現在の日本では、10剤以上の併用も珍しいことではなくなっているからです。

いまだかつて地球上で10種類以上の薬を20年以上も飲み続けるとどうなるのかという実験が行われたことはありません。

そのためどんなことになるかわからないまま、壮大なスケールで国民の薬漬けが進行しているのが今の日本の現状なのです。


■最高血圧161~180の人でも脳卒中になる確率はたったの8%!■

東北大学の調査では、高血圧症は、全国で約4000万人の患者さんが推定されている日本で最多の病気です。

降圧剤とは、 血圧降下剤ともいいますが、病的な高血圧を下降させる目的で使われる薬剤です。

この降圧剤を服用している方は日本中で3000万人を超え、降圧剤ビジネスの市場は1兆円規模になりました。
今や50歳以上の日本人の4割近くが血圧を下げるため、毎日せっせと降圧剤を飲んでいます。

これほど服用者が増えたのは、皆さんもご承知のように、製薬業界と結託したご用学会がひと昔前なら「年齢+90」ないしは160が最高血圧の上限だったものを、140に引き下げ、さらに130台で異常に近い領域にしてしまったからです。

この「高血圧患者量産のトリック」は、日本人間ドック学会が一昨年4月に『新基準』を発表し、その中で最高血圧を147までは正常としたことで、メディアで議論を呼び広く知られるようになりました。

しかも、降圧剤市場の王者である「ディオバン」を製造販売する大手製薬会社ノバルティスファーマ社がディオバンの販路拡大を目論んで臨床試験データを改ざんしていたことが発覚し、大きなニュースになったため、高血圧治療薬に対する信頼は地に堕ちました。

それでも降圧剤の服用者が激減したという話は聞かれません。
医師から脳卒中や心臓病のリスクが高くなると言われると、やめたいと思っても思い直す患者さんが多いからです。

それほど私たち日本人の間には、

高血圧=脳卒中、心臓病

というイメージが刷りこまれています。


■脳卒中への恐怖心■

ひと昔前までは脳卒中が死亡原因のダントツ1位で、どこの町内にも脳卒中で寝たきりや半身不随になるお年寄りがいたので、あれだけは避けたいという気持ちは誰にでもあるでしょう。

そんな方が、

高血圧=脳卒中の予備軍、
正常血圧=脳卒中の心配なし、

という色分けを刷り込まれると、降圧剤を唯一の救世主のように思い込んでしまうのも仕方がないことです。

しかも、多くの日本人は血圧の基準値を道路の制限速度のようにとらえがちです。
基準値を超えれば違反で、超えない限り正常であると。

そんな意識の方が多いので、「最高血圧175の人と125の人はそれぞれ、どれくらい脳卒中になる確率があると思う?」とクイズを出すと、
「175は6割以上、125はゼロ」とか
「175は5割くらい、125は1~2%」
といった答えが返ってきます。
高血圧=脳卒中と
考えてしまうことがよくわかります。

しかし実際は、全然違います。
「大阪がん循環器病予防センター」の研究報告によると、1000人当たりの年間脳卒中発症率は
最高血圧175の人(中等高血圧)が0.27%であるのに対し、
最高血圧125の人 (正常血圧)は0.18%です。
ですから
最高血圧175の人が50歳から30年間、その血圧を続けても発症する確率は、単純計算で8.1%なのです。

その一方で125の血圧を30年維持しても脳卒中になる確率は5.4%もあるのです。
30年間に脳卒中になる確率は、たったの2.7%しか違わないことになります。

両者の間にその程度の差しか生じないのは、至適血圧は人それぞれで、最高血圧150くらいがいちばん快適という人もいれば、105くらいがベストという人もいるからです。

血圧は本来かなり個人差があるものであり、正常血圧という数字は参考データ程度に考えておけばいいのです。

突然ですが、あなたはキリンの血圧をご存知ですか?キリンはあの長い首を通って血液を頭まで運ばなければならないので最高血圧が270最低血圧も170あるそうです。
この「キリンの法則」を考えてみても、身長190cmの人と150cmの人の血圧の基準値が同じということの方が不自然に感じませんか?
最高血圧145ぐらいが、いちばん快適という人が、
降圧剤を飲んで130に下がると、
血の巡りが悪くなって活動的でなくなるだけでなく、脳梗塞やボケを引き起こすことになりかねません。


■降圧剤のリスク
――脳梗塞、認知症、血圧の下がり過ぎによる意識障害■

脳出血を恐れて降圧剤を飲んでいるのに、なぜ、脳出血の一つである脳梗塞が起きることがあるのでしょう?

脳梗塞は脳の血管に血栓が詰まって、その先の組織に酸素や栄養が行かなくなって、さまざまな障害が生じる病気です。酸素や栄養が届かずに壊死した組織が軟らかくなるため、一昔前は脳軟化症と呼ばれていました。
1960年代は脳卒中全体の13%程度でしたが、食生活の欧米化などにより増え続け、現在は脳卒中全体の84%を占めています。

脳の血管に血栓ができること自体は、よくあることで、これが即、脳梗塞につながるわけではありません。
血栓ができても、人の身体は血を送り出す圧力を高めて血栓を押し流してしまうからです。
血栓ができると血圧が高くなるのは、そのためです。

しかし、降圧剤で無理に血圧を下げてしまうと、血栓を押し流せなくなってしまいます。
そうなると血栓が居座って肥大し、血管を完全に詰まらせてしまいます。

その結果、脳梗塞が起こりやすくなるのです。

降圧剤を常用している高齢者は、脳の血の巡りが悪くなるために、脳内に酸素や栄養が行き渡らないので早くボケてしまう傾向もあり、脳血管性の認知症になる可能性もあります。

降圧剤の服用者でお酒をよく飲む人は、意識障害のリスクもあります。
アルコールが入ると血圧が低くなりますが、降圧剤を服用していると、相乗効果となって、さらに血圧が下がりすぎることがあるからです。
家の中でなら、ふらついても、ほど問題は起きませんが、冬場に公園のベンチなどで意識をなくしてしまったら
大きな事故につながりかねません。

降圧剤の服用者は入浴時の溺死にも注意が必要です。
入浴で湯船に入れば、まずは一気に血圧が上がりますが、そのあとはどんどん下がってくるのです。

血圧が下がると、居眠りをしがちですが、とくに降圧剤を服用している人は下がりすぎて意識障害が起きやすくなります。
あまり知られていませんが、日本で入浴中に死亡する人は約2万人もいるのです。
これは、日本における交通事故死の約5倍の数字なので、浴室での意識障害を甘く見ることはできないのです。

以上のように、降圧剤は、下がり過ぎによるリスクもあるので、医師に勧められて、何の考えもなしに始めるのは考えものです。

要注意なのは医師の「ちょっと血圧が高めなので、降圧剤を飲んだ方がいいでしょう。
弱いお薬なので、安心して服用できます」というセリフです。

最高血圧が「年齢+90」程度で、降圧剤を飲む必要があるかどうか、1自分の体調を考えてご自身でどうするかを考えてください。
もしかしたら、早くボケるためにしているような行為かもしれません。

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高血圧は血液の汚れが原因。

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なぜ日本人は薬を飲み過ぎるのか◇
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Posted by 緒方 扶実 at 01:15│Comments(0)健康
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