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2016年07月08日

目の疾患について

森下敬一 自然医学メルマガより



━■ 健康談話(温故知新) ■━

【目の疾患について】

目は多少悪くても生命に別条はない。しかし、実際にはまぎれもなく体質弱体化の現われである。
漢方では、目と内臓機能との関係を経験的につかんでいて、黒目は肝臓、その中でも瞳は腎臓、白目は肺、上下まぶたは膵臓と胃、目の内外眥は心臓と特に関係が深いとしている。
要するに、内臓全体(五臟六腑)が正常に働いていなければ、美しい目はつくられないというわけである。

目の機能の正常化に役立つ食生活のポイントをあげておこう。玄米・菜食の原則の中で、合わせて鍼灸、漢方薬などを併用されるのもよい。

1.胚芽成分を十分にとる。
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2.海藻を十分にとる。
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3.水分のとり方を少なくする。
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4.薬草をとる。
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<目は脳の出窓>

欧米人は、もともと狩猟民族の血を引いていることもあって、視力は比較的強い。
そのため日本人にメガネをかけた人間が多いことを、彼らは非常に奇異に感じるらしい。
一方、日本人自身は案外無頓着だ。

それにしても、わが国には近視が多すぎる。
文部省が幼稚園児から高校生までの約300万人を対象とした、昭和50年度の学校保健統計調査によると、裸眼視力1.0未満の者は、小学生で17.8パーセント、中学生で30.7パーセント、高校生で46パーセントと、高学年になるにしたがって高くなっており、近視は年々増加の傾向にあるという。

目は多少悪くても生命に別条はない。
しかし、実際にはまぎれもなく体質弱体化の現われである。近視人口の増大とともに、次の段階の健康障害が進行しているということを見逃してはならない。

われわれにとって、目がいかに大切かはいうまでもない。
今、突然目が見えなくなったとしたらどうだろう。すべてに不自由な生活となり、精神的ショックで自殺者が相次ぐかも知れない。
それほど、われわれの生活の多くの部分は目に頼っているのである。
それというのも、目は脳の一部にほかならないからである。

眼球の構造をみると、それがはっきりわかる。眼球の壁は3層からなっているが、いちばん内側の層である網膜には、光と色を感じとる細胞がぎっしり並んでいる。
とくに、虹彩の窓の真うしろ(中心窩)にあたる部分では、これらの細胞は密になっている。中層は脳をおおっている脳軟膜の続きだ。つまり、血管に富む脈絡膜で網膜を養っているのである。なお、この前方には、レンズ(水晶体)の厚さを変える筋肉(毛様体筋)や、虹彩の開閉をつかさどる筋肉(瞳孔拡大筋および括約筋)が備わっている。
そして、最も外側の層は、脳のいちばん表面をおおっている丈夫な膜(脳硬膜)の続きで、白目(強膜)となっていて、前方は角膜とくっついている。
また、この強膜には眼球を動かす種々の筋肉もついている。

このことからもわかるように、目は脊椎動物になってから完成したものである。
無脊椎動物には、単に皮膚の細胞に光を感ずる鋪胞(しきほう)が散在していて、明暗を感じるだけであった。
動物は目をもつことによって、明暗だけでなく、光源の方向や距離などもとらえられるようになった。とくに、水中生活に別れを告げ陸上にあがると、眼球のレンズは四方にひっぱられて平たくなり、視野は一氣に広げられた。
それとともに、視野の中心ではより鮮明に対象をとらえられるようにもなったのである。

眼球の構造はカメラのそれと似ている。
つまり、水晶体―レンズ、虹彩―絞り、脈絡膜―内張り、網膜―フィルム、毛様体の収縮で焦点が定まる。
虹彩が暗いところで広がり、明るいところで狭められる ― EE装置(露出を自動で行なう機能)、という具合である。全くよく似ている。しかし、注目しなければならないのは、カメラとわれわれの目の異なっているところである。
まず、われわれの目にとってより重要なのは、網膜に像が結ばれてから先のことである。網膜上に像が結ばれると、
この像の形に応じて神経の興奮がおこり、それが視神経を通り、脳の視覚中枢に到着する。
そこで、以前に目を通して取り入れられた記憶と考え合わされて、はじめて何を見ているのかがわかる。われわれは結局、脳でものを見ているというわけである。
この操作が完全にできないと、目には映っても、それが何であるかは判別できないということになる。

次に、われわれの目の働きは全身の生理機能と有機的につながっている点も、カメラとは本質的に異なったところである。
目が悪くなったからといって新しいものと取りかえるというわけにはいかない。逆に、目の疲れがもととなって、全身的な疲れが引きおこされることもある。
そのよい例が眼精疲労だ。もっともこれは、体自体が弱っている場合におこる。いずれにしても、目の働きを健全にするためには、身体そのものを健康にしていくより手はない。


<成長期の視力障害は問題>

「目は心の窓」といわれる。
目が脳の出窓であってみれば、心の動きをストレートに現わすところとなるのも当然であろう。
しかし、生理的に厳密に調べていくと、かなりの程度、意識的に目の表情をつくることも可能なのだ。恋人に「ウソをいっているかどうか、ボクの目をよくごらん」といわれたからといって、オイソレとは信じられないということになる。

目の表情とはどんなものか。
それは、目全体の形、目玉の動きや輝き、黒目の中のひとみの開き具合、涙によるしめり具合、白目の清濁度、まばたきの状態 … などすべてを総合したものだ。
これらの多くは自律神経によって支配されている。
その意味では、心の動きが、そのまま自然に現われると考えられる。

だが同時に目玉やまぶたの動きなどは意志によってコントロールできる。
つまり、その氣になれば、ある程度は目の演技もできるわけだ。だが、瞳孔の大きさは意志の力では絶対に変えられない。ふつうこれは光のあたり具合で変わるものだが、感情によっても影響される。何か頼みごとをした場合、相手の瞳孔が小さくなったときは、こちらの話を信用していないときで、大きく見開いているときは、びっくりしているか、怒っているときといえそうだ。

漢方では、目と内臓機能との関係を経験的につかんでいて、黒目は肝臓、その中でも瞳は腎臓、白目は肺、上下まぶたは膵臓と胃、目の内外眥は心臓と特に関係が深いとしている。要するに、内臓全体(五臟六腑)が正常に働いていなければ、美しい目はつくられないというわけである。
とりわけ、目の機能全般を支配しているのは肝臓と理解されている。
確かに肝臓は、ビタミンの合成や解毒作用などによって浄血に中心的な役割を果している器官である。きれいな血液が全身を巡るようになれば、体全体の新陳代謝が活発になるとともに、目の機能も強化され、疲れや充血も防止でき、涼やかな目がつくられることになろう。

社会生活の複雑化によって今後視覚の果す役割は、ますます重大になってゆこう。
目が弱いことは、いろいろな面でかなり大きなハンディになることは間違いない。
特に、成長期の視力障害は問題となる。視力が弱いと立体感がつかみにくくなるので、知能発達と密接な関係のある運動や、環境の観察などが的確におこなわれにくくなる。つまり、知的発達は大いに妨げられてしまう。
むろん、メガネをかけることで補われる面もある。
だが、メガネをかけることは極力避けたい。
けっして目自体の視力の回復には役立たず、むしろ障害の固定と悪化に役立つだけだからだ。
眼の障害がどのような姿のものであっても、食生活の改善による体質の改善を治療の中心にすえなければならない。つまり、玄米・菜食に切りかえることが不可欠なのだ。
玄米・菜食によって、眼を構成している細胞の質がよくなるとともに、肝臓機能が賦活され、血液性状が正常化されることによって、眼の機能障害も取り除かれていく。


<目の障害と症状>

■緑内障(あおそこひ)

これまでは年寄だけがかかる目の病氣といわれていたが、最近では、年齢に関係なくみられ、しかも患者は急激に多くなってきている。目が非常に疲れやすく、肩こり、頭痛があって眼圧が上昇していれば、まず緑内障とみてよい。

正常な眼球は、内部の一定の「水圧」によって、球形を保っている。
その圧力(限圧)は、ふつう健康な人では10~20ミリHgぐらいだ。眼圧が異常に高くなると眼球は固くなる。固くなった眼球で、視神経や網膜が圧迫されるから、その部分の血液のめぐりが悪くなって、機能障害がおこる。視野は狭まり視力も低下するわけだ。

緑内障の本態は眼圧の異常上昇にあるから、眼圧を下げることが治療の眼目となる。
食事を質的に改善すると同時に、過食もやめて、血液を浄化し、水分代謝を正常にするとともに、自律神経機能を正常化させることが重要である。

■白内障(しろそこひ)

水晶体が白濁してくる。重症になると、ヒトミの部分も白く濁ってくるのですぐ見つけられる。目がかすむ、まぶしい、ものがゆがんで見えるなどの症状から始まり、視力は低下し、失明することもある。
原因は不明とされているが、老人に多くみられ、また糖尿病患者などにおこりやすい事実から考えれば、この病氣も、体質の悪化による機能の低下がもととなっておこっていることがわかる。

■卜ラコーマ

一昔前までは猛威をふるった代表的眼疾患であった。
ナポレオンが3万2千の将兵を引きつれてエジプト遠征をした際に、風土病であったトラコーマをヨーロッパにもち帰り(1978年)、それを世界中にばらまいたといわれる。
現在では大変に少なくなったが、それは現代人の体質が変ったためで、このトラコーマの流れをくむ眼疾患は今も健在だ。
しかも現代医学が得意とする抗生物質や手術療法の恰好の対象となっているので、(※1)陽性体質者はとくに予防が大切だ。

(※1) 陽性体質者とは、基本的に身長が低く、ちょっとぽっちゃり型。肌も少し色黒なのも特徴である。

その他の特徴としては、

・顔全体は丸く、えらが張っている
・髪質が柔らかく、色も茶色っぽい
・目じりが下がり、ちょっと細め
・鼻は小さく丸い
・唇は薄くて歯も小さく内側に向いている

このような顔の特徴がある。また太り方にも特徴があり、筋肉質なため、ブヨブヨとした太り方というより、引き締まったような状態で太っていく傾向にある。

卜ラコーマの症状としては、まぶたの裏側の結膜にブツブツができ、それがくっついて大きな濾ろ胞ほうをつくるのが特微だ。ほっておくと漫性になって長引き、結膜にひきつれ(傷跡)を残し、いろいろな合併症を引きおこし、ついには角膜の障害を生ずるようになる。

■近視・遠視

われわれの目は、近くをみるときは水晶体がふくらんで厚くなり、遠くをみるときは薄くなる…というように、自然にピントが調節されている。この調節機能は、毛様筋が緊張したり、ゆるんだりしておこなわれる。この毛様筋の機能状態が狂うと近視や遠視がおこる。
遠視では、像が網膜のうしろ側に結ぶために、近くのものがボヤケてみえる。そのため、本を読んだりするとき、ピント合わせのために目は非常に疲れる。子供が遠視になると、あきっぽく、勉強嫌いで落ち着きのない子になる。
目が悪いというと、近視だろうと早合点してしまいがちだが、現代っ子には遠視もけっこう多くなっている。ひどくなると、自律神経機能の失調も加わって精神作用や胃腸機能を障害することにもなるから、大いに注意を必要とする。

一方、近視は網膜より前に像が結ぶようになるため、遠くのものが見えにくくなる。
近視になると目が疲れやすく、頭痛、肩こり、イライラをともなうようになる。近くを見続けて、水晶体の調節をしている毛様筋が弾力性を失ってしまう、ということが1つの原因になっているから、目が疲れたときは緑の木々や遠くに目を移したり、眼球をグルグル回したり、まぶたの上から眼球の上下を指圧するのも、近視の防止に大いに役立つ。

■弱視

視力自体が弱いので、メガネをかけてもよく見えない。
たいていは目の欠陥だけではなく、脳神経系(視神経)にも異常がおこっている。光を感じるのは目にある網膜だが、物体を映像として認めるのは大脳である。
子供が弱視になっている場合は、落ち着きや根氣がなく、話し方もへたで、足元が不安定でよくころぶ … といったいろいろな異常が現われやすい。
他に、急性結膜炎、角膜炎、虻彩炎、網膜炎、脈絡膜炎、ブドウ膜炎などの炎症をはじめ、ベーチェット病のような難病、および糖尿病からくるものというように多種類の眼疾患があるが、いずれも重傷になれば失明するという危険性のあることを忘れてはなるまい。

<目をよくする食生活>

ここに、目の機能の正常化に役立つ食生活のポイントをあげておこう。
玄米・菜食の原則の中で、これらを実行すれば、必ずよい結果が得られるであろう。
なお、合わせて鍼灸、漢方薬などを併用されるのもよい。

1.胚芽成分を十分にとる
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胚芽にはミネラル、酵素、ビタミンなど、人体に不足しがちな有効成分が多く含まれており、弱体化した細胞の立て直しのために不可欠である。

2.海藻を十分にとる
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これはミネラルの補給ができるとともに、血液浄化がはかられるので、神経機能が強化され、目は疲れにくくなる。

3水分のとり方を少なくする
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水分のとり過ぎは、眼圧(正常値―水銀柱15ミリ前後を高める。眼圧が高くなり過ぎると、眼精疲労、緑内障などいろいろな目の障害が起こりやすくなる。
一般に、眼圧を低めるために用いられるのは利尿剤だが、食事によって自然に調節するのが最良の方法だ。

4.薬草をとる
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キクとハハキギが有効である。
キクは昔から目の薬として、花を食べたり、煎じて飲んだりしている。
花を酒に漬けて飲んでもよい。花は黄色の甘菊がすぐれている。
ただし、農薬のかかっていないものを使うようにしていただきたい。

ハハキギは、葉茎を煎服する。
腎臓、膀胱など泌尿器系の機能を健全にする働きがあるので、浄血、眼圧の正常化に役立つと考えられる。またエビスグサの実を炒ってつくったハブ茶を煎じて飲むのも、目のために大変よい。

 森下敬一  拝


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